supremeという存在 〜学生時代から今なお心を掴まれる理由〜

⭐️豆知識⭐️

気づけば、もう30代。

あの頃のように毎週のように原宿に通って…なんてことはもうないけれど、シュプリームの新作ニュースが流れてくると、今でも心がソワソワする。

シンプルなのに強烈、街に溶け込むのに存在感がある——そんなブランドって、そうそうない。

Supremeは、僕らの世代にとって「ただの服」じゃない。カルチャーであり、憧れであり、自分のスタイルの一部だった。

この記事では、改めてSupremeの歴史やコラボ、話題になった過去作、そしてこれからについて、自分なりの視点で語ってみたい。

1. Supremeの歴史 〜スケーターショップから世界のトップブランドへ〜

Supremeは1994年、ニューヨークのラファイエット通りにオープンした一軒のスケーターショップから始まった。

当時はストリートとハイファッションが完全に分かれていた時代。Supremeは、そこに風穴を開けた存在だった。

スケーターが滑りやすいように設計された店内、スタッフもお客もリアルなスケーター。

「売れる服」じゃなくて、「仲間が着たい服」を作ってたところが、リアルだったんだと思う。

やがてそのスタイルがファッション感度の高い若者や、アーティスト、ミュージシャンに広がっていく。

そして世界中に広がり、いまや「ストリートブランドの王様」とも呼ばれるまでになった。

2. Supremeのコラボブランド 〜異業種との掛け算が生む熱狂〜

Supremeの最大の武器は「コラボ」にあると言っても過言じゃない。

NikeやThe North Faceなどの定番スポーツ・アウトドア系から、COMME des GARÇONS、Louis Vuittonといったハイブランドとの夢のようなコラボまで。

個人的にいちばん印象に残ってるのは、やっぱりLouis Vuittonとのコラボ。

「ストリートとラグジュアリーの融合」が実現した瞬間だったし、街でもファッション誌でもあの赤いLVモノグラムは話題になった。

さらにユニークなのは、アートやアニメ、日用品とのコラボもやってのけること。

AKIRA、カウズ、バーバル…そしてまさかのツールボックスやレンガまで。

「こんなの誰が買うの?」って思っても、実際は秒で完売。Supremeの影響力、ほんとすごい。

3. Supremeと社会問題 〜ファッションを通じたメッセージ性〜

Supremeは決して「ただのファッションブランド」ではない。

時には政治や社会問題にも踏み込んだメッセージを発信してきた。

例えば、アメリカの銃社会をテーマにしたグラフィックTシャツ、Black Lives Matterへの寄付活動、9.11テロ後に一時休業して黙祷を捧げたこともあった。

社会の空気を読みながら、でも迎合せず、自分たちの「声」を服に込める。

これはストリートカルチャーの根本にも通じる姿勢だと思う。

個人的には、こういう「姿勢」を持ってるブランドって信用できるし、ずっと応援したくなる。

4. Supremeの過去の問題作 〜賛否を呼んだ“攻め”のデザインたち〜

Supremeはたびたび「やりすぎ」とも言われるアイテムを出してきた。

でも、それが逆にブランドとしての”芯の強さ”にもなっている。

例えば、宗教モチーフを使ったグラフィック、暴力的な表現、過激なメッセージなど。

一部のアイテムは物議を醸し、販売中止になったこともある。

ただ、Supremeが常に「安全なライン」に留まらないのは、カルチャーに対する本気度の表れでもあると思う。

攻めた表現にチャレンジすることで、社会の価値観や限界に問いかけているとも言える。

それをどう受け取るかは、着る側の感性次第。

5. これからのSupremeについて 〜変化と進化のその先に〜

2020年、VFコーポレーションに買収され、Supremeが少し「大企業っぽく」なったと言われるようになった。

正直、あのニュースを聞いたときは複雑な気持ちだった。

「これから量産されるんじゃないか?」「ストリートの精神は残るのか?」と。

でも、最近のリリースを見ていると、意外と“らしさ”は健在。

むしろ、新しい発信の仕方や、よりグローバルな展開が可能になってきた印象さえある。

きっとこれからも、良い意味で僕らを裏切ってくれるはず。

Supremeには、そんな期待感が常にある。

まとめ 〜ずっと好きでいられる理由〜

学生の頃は、Supremeを着ることが一種の「背伸び」だった。

でも、今は違う。

自分のスタイルの一部として、自然に取り入れられるようになった。

“流行”を超えた、“文化”としてのブランド。

それがSupremeの本質なんじゃないかと思う。

これからも、あの赤いボックスロゴを見るたびに、

少しだけ胸が高鳴る。

そんな存在であってほしい。

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