ノースフェイスって、気がつけば毎日何かしら使ってる気がする。
高性能で、デザインもめちゃくちゃ良い。
アウトドアブランドって聞くと「山で使うやつでしょ?」ってイメージを持つ人もいるかもしれないけど、ノースフェイスはもう完全に街に溶け込んでる。渋谷歩けば何人ノースフェイス着てる人見かけるかってくらい、定番中の定番。
スポーツショップでも当たり前のように並んでるけど、その“当たり前”の裏にはちゃんとした歴史とストーリーがあるんです。
今回はそんなノースフェイスの背景をちょっと掘り下げてみようと思う。

出典:https://studiogram.jp/branddesignlab/6666/
知れば知るほど、もっと好きになると思うから、ぜひ最後まで読んでみてください。
ノースフェイスの歴史
ノースフェイスは1966年、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコで誕生しました。もともとは登山家向けの専門店としてスタートし、創業当初から「最高品質のアウトドア用品を提供する」というポリシーを貫いてきました。

出典:https://blog.gxomens.com/history-of-the-north-face/?amp
社名の「The North Face(北壁)」は、登山で最も過酷とされる山の北側の斜面から取られています。それだけ“本気の登山家”のためのブランドだったんですね。
1970年代には寝袋やテントの製造を開始し、アウトドア全般をカバーするようになっていきました。さらに1980年代に入ると、スキーウェアなどにも進出。90年代には、ストリートファッションの文脈でも注目されるようになり、今の「街×アウトドア」の融合スタイルが確立されていきました。

出典:https://blog.gxomens.com/history-of-the-north-face/?amp
ノースフェイスと日本の関係
ノースフェイスが日本に上陸したのは1978年。
日本国内では「ゴールドウイン」という企業がライセンスを取得し、ノースフェイスの日本展開をスタートさせました。これが結果的に、日本独自のアイテムや展開に繋がっていくことになります。

出典:https://toyokeizai.net/articles/-/613825
日本市場に合わせて作られたモデルも多く、例えば“マウンテンライトジャケット”や“バルトロライトジャケット”なんかは、日本での人気が特に高い。ゴールドウインの企画力と、日本人のライフスタイルに合うデザイン・サイズ感の調整がドンピシャだったんですね。
最近では「THE NORTH FACE PURPLE LABEL(パープルレーベル)」という、日本限定のラインも生まれていて、これは完全に日本のために作られたノースフェイス。海外にはない展開なので、ちょっと特別感あるんです。
ノースフェイスのブランドライン
ノースフェイスには実はいろんな“ライン”が存在しています。代表的なものをいくつか紹介します。
- THE NORTH FACE(通常ライン)
本家本元のメインライン。アウトドアでの使用を前提にしつつ、街でも使いやすいデザインに進化してきている。 - THE NORTH FACE PURPLE LABEL
さっきも書いたけど、これは日本のゴールドウインが手がける国内限定ライン。シルエットや素材感に都会的なエッセンスが加えられていて、カジュアルでも着やすい - THE NORTH FACE BLACK SERIES
ハイエンドでファッション性重視。ヨーロッパやアジア圏で展開されていて、ストリートラグジュアリー系が好きな人には刺さるはず。 - SUMMIT SERIES(サミットシリーズ)
これは完全にプロユース。登山家やアルピニスト向けで、機能性が極限まで高められています。街で見かけたら「ガチ勢だな」って思ってもOK。

出典:https://www.news-ec.jp/blog/thenorthface_newproduct/
用途や好みに応じて選べるのが、ノースフェイスの魅力の一つでもあります。
日本と海外のノースフェイスの違い
これ、けっこう面白いんですが、日本と海外でノースフェイスってちょっと雰囲気が違うんです。
まず大きな違いは、ブランドの運営母体。アメリカではVFコーポレーション、日本ではゴールドウインが運営してます。これにより、企画・デザインの方向性が微妙に違ってくるんですね。
海外モデルはサイズ感が大きめで、機能重視・アウトドア色強め。
一方、日本モデルはタウンユースを意識したデザインが多く、街でも着やすいスタイルになってます。
また、カラー展開も違ってて、日本モデルは落ち着いた色合いが多いけど、海外モデルは派手なカラーリングが目立ちます。海外旅行でノースフェイスを買うと、ちょっと珍しいアイテムが手に入ったりして楽しいですよ。
ノースフェイスと有名ブランドとのコラボ
ノースフェイスって、実はコラボが超多い。しかも、その相手がどれもすごい。
- Supreme(シュプリーム)
毎シーズン恒例の人気コラボ。即完売は当たり前。ストリートの象徴的な存在として、コレクターも多数。 - GUCCI(グッチ)
まさかのラグジュアリーブランドとの融合。話題性もビジュアルもインパクト大で、ファッション業界をザワつかせました。 - HYKE(ハイク)
日本のファッションブランドとのコラボで、ミニマルで洗練されたデザインが印象的。モードな雰囲気を好む人に刺さる。 - BEAMS、nanamica など日本ブランドとも積極的にコラボ中
コラボすることで、よりライフスタイルに溶け込んだアイテムが生まれてます。
ノースフェイスは、単なる“機能性重視のアウトドアブランド”にとどまらず、ファッション界としっかり繋がってるのが魅力。
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まとめ
ノースフェイスは、単に「かっこいいから着てる」でも全然アリ。でも、その背景や歴史、ラインごとの違いや、国によるスタイルの違いを知ることで、もっと深く楽しめるブランドでもあります。
ファッションとして着るのもよし、アウトドアで本気で使うのもよし。
生活に寄り添ってくれる“頼れるパートナー”って感じ。
これをきっかけに、今着てるノースフェイスのタグを見てみたり、ちょっと違うラインに手を出してみるのも面白いかもしれません。
「知ってから着ると、もっと楽しい」
ノースフェイスはまさに、そんなブランドです。
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